日本OR学会誌のパラレルコンピューティングの応用特集だが、もう少し仕上がりがきれいならば良いと毎回思う。カンマなどがつぶれてしまって、小数点に見えているところがあるので、今考えればカンマで区切らない方が良かった。図によっては、ほとんど判別できなくなってしまうので、入れなくても良かったかもしれない。様々な予算の制約等もあるので、関係者の苦労を考えると文句を言ってはいけない。
ところで自分のところでは Windows と HPC, あるいは並列計算について何も触れていないが、Windows の世界でも様々な進展が見られる。前にも触れたように、MPI などによる並列計算の性能は Linux などに比べて劣っているというわけでもないようだ(ただし開発ツール等がまだ貧弱)。ただ Windows クラスタ環境は導入コストの面で不利な状況も続くだろうし、今の時代に何でも Windows で動かす必要も無いと思っている。ただしマルチスレッドプログラミングに関しては Windows でも環境が変わってくるだろう。