2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
以前、作成した OR (オペレーションズ・リサーチ)研究ユニットが組織改変?で大型化して”超大規模グラフ解析プロジェクト”として再出発することになりました。計算量や要求されるメモリバンド幅を抑えた後に、超大規模スレッド並列処理で超大規模な最適化問…
e-サイエンスに向けた革新的アルゴリズム基盤という題名と中身で以下のようにシンポジウムを開催する予定です。詳細については現在検討を行っています。オープンなシンポジウムですので、参加は無料で事前登録の必要もありません。 ------------------------…
今回は FiberSCIP での結果。何故か AMD Opteron 系(Magny-Cours, Istanbul)では、途中で OS ごと暴走してしまうので、Intel Xeon 搭載のマシンで実験を行っている。 Time & Nodes & Nodes Left & Active Solvers & Best Integer & Best Node & Gap 446532 5…
GLPK 4.45 を用いて、この問題を解き続けているが 14日経って上界と下界は以下の通りである(現在も実行中)。1コア(1スレッド)での実行という理由もあるだろうが、これが GLPK と他の商用ソルバーとの差ということになるだろう。いまだにどのソルバーでも…
超大規模データに対するグラフ探索アルゴリズムに関する話題。基本的には以下に書いてある通りなのだが、点数を n とすると O(n log n) では log n の n は実際には点数よりもかなり小さい場合が多い(さらにある値以下で抑えられる場合も多い)。この場合では…
某所で出題した課題ですが、今週の金曜日が締切となっています。ちょっと難しいかもしれませんが、よく考えると様々な理由が列挙できるはずです。理論計算量や O : ビッグオーの定義に戻って考えてみることもお勧めします。また計算機上での実際の実行時間は…
Let's note CF-C1 を購入して様々なテストを行っている。CPU の仕様は以下の通りである。 インテル® Core™ i5-2520M vPro™ プロセッサー (インテル®スマートキャッシュ 3 MB※2、動作周波数 2.50 GHz、インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最…
2011年並列/分散/協調処理に関する『鹿児島』サマー・ワークショップ(SWoPP鹿児島2011)が 7 月 27 日から開催されます。またすでに参加申し込みは終了しておりますが、同じ鹿児島市内で 26 日に第5回戦略的高性能計算システム開発に関するワークショップ…
先日提出した展示提案が採択されたので、イノベーション・ジャパン2011‐大学見本市で以下の展示を行うことになりました。 イノベーション・ジャパン2011‐大学見本市 会 期 2011年9月21日(水)~22日(木) [9月21日(水)9:30~17:30] [9月22日(木)10:00…
Excel で学ぶ OR の本が発売となりました。Amazon 等で購入が可能です。 出版社(オーム社)によるサポートページは以下の通りですが、その他に非公式?サポートページを作りまして、正誤表やページ数で都合で本に掲載出来なかったデータマイニングの章などの…
これらのハードな MIP は全部で 45 問あるが、CPLEX や Gurobi 等を用いて数十コアで数十時間の実行を行っても、現在の所最適解が得られているのはほんの数問程度となっている。 元問題を本当に解きたいのであれば、定式化を変えたり近似解法を適用するなど…
前回の続きでサーバ1から4の4台のヘテロなクラスタ計算機を作ったので、以下のように SDPARA と SDPA で比較を行った。結果は以下のように予想通り。問題2や3のようなタイプの問題では、周辺で余っている普通の PC を GbE で接続してヘテロなクラスタ計…
Excel で学ぶ OR の本の表紙のデザイン等は出版社にお任せなので、こちらのページで初めて表紙のデザインを知った。歴代 Excel で学ぶシリーズとは少し変わった印象を受ける。値段を見ていて編集時に全体のページ数を 336 ページで制限された理由もわかった…
以下の4台の計算機を組み合わせてヘテロなクラスタ計算機を作成して SDPARA の実行を行った。これらの4台は GbE で接続されている。相互にパスワード(パスフレーズ)の入力無しに rsh(ssh) でログインできるようになっているが、NFS などでファイルの共有…
前回の CPLEX 12.2.0.2 での実行ではすでに報告したようにメモリ不足で停止した(上界:308, 下界 231)。今度は別の MIP ソルバー(FiberSCIP)で解いてみた。303165秒後に残念ながらメモリ不足のため手動で停止したが、それでも上界は 236 と更新された。別の…
NVIDIA GTC Workshop Japan 2011 が来週の 22 日に開催される予定。現在でも事前登録が可能となっている。当日は大学でも用事があるので全ては参加できないが、可能な限り参加する予定。 イベント名称 NVIDIA GTC Workshop Japan 2011 主催/共催 エヌビディ…
すでに実行委員長から連絡がございましたように 4つの特別講演、12の特別セッション、2つのワークショップ、ならびに企業事例交流会、25の一般発表セッション、総計185の論文発表(特別講演の原稿を除く)と OR 学会としては大きな規模となりました。建築学…
2011年日本OR学会秋季研究発表会のプログラムが発表になった。特別セッション等を含めて 180 件を越えるので、OR学会としては大きな規模となる。 http://www.orsj.or.jp/nc2011f/index.html 発表プログラム : http://www.orsj.or.jp/nc2011f/program.html 20…
前回でも取り上げたある MIP を以下の計算サーバ上で CPLEX 12.2.0.2 を用いて解いていたのだが、結局メモリ不足で終了となっていた。CPLEX 24 コアとメモリ 128Gbytes を使用しても上限と下限の差がなかなか縮まらない。少し気になる点では、Iteration 数が…
以下の MIP であるが、Gurobi 4.5.1 で解いてみると前処理後は 62行, 312列, 1252 非零要素それに 310 個の 0-1 変数となり、規模的にはそんなに大きな問題とも言えない。ところが 0 秒後に上界 308, 下界 231 を求めて以降、少なくとも 93531秒後(約 26時間…
混合整数計画問題を集めたベンチマーク集 MIPLIB の最新版は MIPLIB 2010 として以下のサーバから公開されている。 http://miplib.zib.de/ MIPLIB 2010 の解説論文はすでに Mathematical Programming Computation 誌に掲載されている。MIP ソルバーとマルチ…
ASUS のカラーノートPC K53E は、以下のように6色から選択できるようになっている。試しに青を1台買ってみたのだが、値段が安いわりには CPU の性能も良く、普通の使用を行っている範囲では性能不足を感じることは無かった。 http://www.asus.co.jp/Notebo…
以下の巨大な SDP は OPT クラスタと mvapich2 の組み合わせでは何とか解くことが出来たのだが、OpenMPI を使用した場合では、次のようなエラーが発生する。MPI も ILP64 への早期対応が望まれる。 198432 = mDIM 9 = nBLOCK -198190 321 321 321 321 321 32…
理由等は調査中だが、以下のクラスタ計算機上における MPI の性能については MVAPICH2 > OpenMPI となっている。 そして、MVAPICH2 を使って SDPARA 7.3.1 と 7.3.3 を比較すると以下のようになる。 ○Be.1S.SV.pqgt1t2p.dat-s SDPARA 7.3.1 + GotoBLAS2 1.09…
SGI Altix UV 関係の資料。プログラミングや実行時の設定方法についての説明等が記載されている。 EIC計算機システム 東京大学地震研究所地震火山情報センター Organisation und Struktur des HLRN その他では統計数理研究所にも導入されている。
昨日と同じことを Sparse Cholesky 分解を行う問題でも試してみた。 ○問題 : mater-6 Infiniband : 15.41s (ELEMENTS 1.47s; CHOLESKY 1.50s) GbE : 17.34s (ELEMENTS 1.47s; CHOLESKY 2.40s) この場合でも ELEMENTS の性能はネットワーク速度にあまり依存し…
SDPARA における通信時の Infiniband と GbE の性能差を調べてみた。あまり細かい測定はしないで全体の性能の比較のみを行った。 ○ SDPARA + Infiniband /usr/local/openmpi/bin/mpirun -np 16 -machinefile ~/.openmpi/hostfiles --mca btl_openib_max_btls…
ライブラリ MUMPS の 4.10.0 がリリースされた。 http://graal.ens-lyon.fr/MUMPS/ 早速 SDPA 7.4 を用いて MUMPS 4.9.2 との比較実験を行ってみた。 ○問題 mater-6.dat-s MUMPS 4.9.2 : 4m26s MUMPS 4.10.0 : 3m56s Sparse Cholesky 分解が随分と速くなって…
開催が1週間後となりましたので再掲します。終了後は後楽園駅近辺で懇親会も予定しています。 ○2011年度 第1回 SCOPE 講演会 日 時 : 2011年7月9日(土)14:00~17:00 会 場 : 中央大学 後楽園キャンパス 6号館 4階 6410室 講演1 14:00 ~ 講演者 : 北原…
前回の Magny-Cours 48 コア のスケーラビリティと同じ問題を使用して、OPT クラスタ上での SDPARA のスケーラビリティを調べてみた。 ○ソフトウェア SDPARA 7.3.3 ○問題:Be.1S.SV.pqgt1t2p.dat-s ○ OPT クラスタ 1:PowerEdge M1000e(ブレードエンクロー…