大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなど

旧名:最適化問題に対する超高速&安定計算

SDPA 改造中



SDPA の特に SCM (Schur Complement 行列) のマルチスレッド計算の部分を改造中。動的負荷分散は成功していたのだが、それ以前に動的にすることによって計算時間が増えるという現象があるようだ。CRAY XMT のようにデータキャッシュの無い CPU であれば、計算順番はあまり気にしなくても良いのだが、Nehalem-EP のように 8MB も L3 キャッシュがあると計算順番で大きく実行時間が変動する(以前提案した類似性検索なども関わってくるだろう)。静的(予め計算領域と CPU コアを対応付けておく)にすると計算時間は安定するのだが、今度はコア間の計算時間の平衡を予め設定して達成しておく必要がある。いろいろなアイデアがあるので、プログラム自体にも大きく変更を加えている。