大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなど

旧名:最適化問題に対する超高速&安定計算

最短路計算プログラムの実証実験

以下は 11 月 10 日の NEC のプレスリリースである。何千万台という自動車に関する何らかのリアルタイム処理にはクラウド上での基盤技術の開発が不可欠ということになっている。我々のグループでは以下の開発とは無関係ではあるが、これまで開発を行ってきた最短路計算プログラムの実証実験と実システムへの適用について某企業と共同で研究を行うことになった。詳細な内容や計画についてはもちろんブログ等では公開できないので、関係者の方は個別に問い合わせていただきたい。




高い信頼性を維持しながら、システム拡張を容易に実現するクラウド向けコンピューティング基盤技術を開発

本技術を利用することで、センサや端末から定期的に送信される毎秒100万を超えるデータ(情報)を確実に格納・高速に処理し、サービスやアプリケーションソフトウエアを通じてユーザーが即座に情報を利用することが可能となります。
本技術の有効性を実証するため、本技術を利用したデモシステムを構築しました。開発したデモシステムは、日本国内の全ての自動車(約5000万台、注5)から1分毎に送られてくる位置情報や運転情報など複数のデータを収集、リアルタイム処理し、それぞれの車両に、常に変動する交通状況(渋滞情報など)や最適なクーポンなどの情報を一斉に提供します。さらに、理論的にはシステム規模を拡張することで、全ての性能を維持しつつ「1分毎」を「数秒毎」、すなわち10倍程度のリアルタイムデータ処理も実現可能です。