
高い信頼性を維持しながら、システム拡張を容易に実現するクラウド向けコンピューティング基盤技術を開発
本技術を利用することで、センサや端末から定期的に送信される毎秒100万を超えるデータ(情報)を確実に格納・高速に処理し、サービスやアプリケーションソフトウエアを通じてユーザーが即座に情報を利用することが可能となります。
本技術の有効性を実証するため、本技術を利用したデモシステムを構築しました。開発したデモシステムは、日本国内の全ての自動車(約5000万台、注5)から1分毎に送られてくる位置情報や運転情報など複数のデータを収集、リアルタイム処理し、それぞれの車両に、常に変動する交通状況(渋滞情報など)や最適なクーポンなどの情報を一斉に提供します。さらに、理論的にはシステム規模を拡張することで、全ての性能を維持しつつ「1分毎」を「数秒毎」、すなわち10倍程度のリアルタイムデータ処理も実現可能です。