大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなど

旧名:最適化問題に対する超高速&安定計算

アメリカの高校生が学ぶ経済学

数年振りに経済学のテキストを買って読んでみた。題名はアメリカの高校生が学ぶ経済学で実際にアメリカで高校生が使っている教科書の日本語訳である。サムエルソンの経済学の本など内容が多すぎて普段読んでいる暇がないのでちょうど良いボリュームになっている。理系も含めて経済学の専門家以外にはこの程度の内容で十分ではないかと思う。難しい数式を使わないで分かりやすく解説となっていて、個人的には数式は入っていても構わないが、経済学の入門書で高度な数式を使うよりも概念や仕組みが大事だと思う。日本の政治・経済の教科書と比較すればわかるが、これだけ教科書の質と量に差があれば経済学で勝てるわけがない。中学生のときは経済学志望だったが、そちらの方に行かなくて良かった(多分今の分野の方が向いていると思うので)。
我々のころでは考えられないが、高校生の勉強時間が日米で逆転して今はアメリカの高校生の方が勉強時間が多いと言われている。しかも勉強時間が多い人とほとんどゼロの人に分かれるので平均時間で見てもあまり意味がない。