大規模商業施設や工場など利用される電力。「特高電力」との略称がしばしば用いられる。データセンター施設全体の稼働には不可欠とされ、一般家庭のコンセントに供給される電力の電圧が100V(ボルト)で通常は「低圧」と呼ばれるのに対し、特高電力は7000V以上のものを指す。ただし電力会社のサービスメニュー的には、それよりも遥かに高い2万Vや6万Vでの供給となるのが一般的。
データセンターの立地が、ある特定エリアに集積しがちな理由として、地盤の強固さや洪水リスクの低さが挙げられることは多い。ただ現実には、電力供給にかかる事情も大きく影響している。