東芝、“疑似量子トンネル効果”で組合せ最適化計算を高速・高精度化 「世界最速・最大規模」うたう独自の量子コンピュータ発アルゴリズムを開発
東芝は2月4日、一部の量子コンピュータが得意とする「組合せ最適化問題」を、従来のコンピュータでより高速に計算するアルゴリズムの改良版を発表した。現状の量子コンピュータを含む他の計算方式よりも速度で上回り、より大規模な問題も解けるとして「世界最速・最大規模」(同社)をうたう。2021年中に、同アルゴリズムを搭載したハードウェアやクラウドサービスの提供を目指す。