大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなど

旧名:最適化問題に対する超高速&安定計算

SDPA 1998年 v.s. SDPA 2011年

久しぶりに自分の博士論文を見る機会があったので、1998年当時の SDPA 4.1.0 と現在の SDPA 7.4.0 の性能を比較してみた。アルゴリズム、実装それに計算機などの差があるので、以下のように 1998 年と現在を比較すると爆速になっている。それでも制御系の問題は高速化するのは比較的難しい。

◯問題 m1250.dat-s :最大カット問題
SDPA 4.1.0 (1998年) 111615.9秒
SDPA 7.4.0 (2011年) 9.4秒

◯問題 control11.dat-s:制御系
SDPA 4.1.0 (1998年) 6903.0秒
SDPA 7.4.0 (2011年) 26.8秒

◯問題 theta6.dat-s:最大クリーク問題
SDPA 4.1.0 (1998年) 19028.7秒
SDPA 7.4.0 (2011年) 9.3秒


◯計算サーバ 1998年
DEC AlphaServer 8400
CPU : Alpha21164A-437MHz
メモリ:8GB

◯計算サーバ 2011年
CPU : インテル(R) Xeon(R) プロセッサー X5670(2.93GHz: TurboBoost 3.2GHz、12MB キャッシュ、6.4 GT/s QPI) x 2個
メモリ: 128GB (16X8GB/2R/1333MHz/DDR3 RDIMM/CPUx2)
OS : CentOS 5.7 for x86_64