Global Competitiveness Report 2006-2007 が発表されている。スイスの機関で作成してスイスが1位なのは非常怪しい気がするが、そのため北欧が上位に来るような基準になっている。インターネットからもレポートの一部が入手できる。
1位 スイス
2位 フィンランド
3位 スウェーデン
4位 デンマーク
5位 シンガポール
6位 アメリカ
7位 日本
8位 ドイツ
9位 オランダ
10位 イギリス
これが総合国力ならばアメリカ、日本、ドイツ、イギリス辺りがこのランキングの上位国に負けるわけがないと思う。小さくコンパクトにまとまっている国に有利なようだ。日本の報道ではあまり大きく扱っていないが(やはりマゾなのか?)、Innovation factors(総合技術革新度)と Health and Primary educations (保健衛生と初等教育)で1位になったのは大変大きなことではないだろうか(特に前者)? 反対に言えばこの二つがしっかりしていれば、他の要素は立て直せると思う。技術革新で下位に落ちていったら日本は本当に危機的だ。
ちなみに Innovation factors は Business sophistication (ビジネス分野の洗練度:日本は2位)、Innovation (技術革新:日本は1位)の平均値になっている。良いところも報道しなさい(本当にマゾか?)
経済競争力:日本は7位に上昇 首位はスイス
スイスの民間経済研究機関「世界経済フォーラム(WEF)」は26日、世界125カ国・地域の経済的な競争力を比較した2006年版の「経済競争力報告」を発表した。首位はスイスで、日本は7位に上昇した。WEFは今年から新しい指標を導入し、前年の順位も修正、日本の前年順位は12位から10位になった。
日本は技術革新、保健衛生の分野で1位となったが、マクロ経済分野で91位、特に財政赤字が114位と大きく足を引っ張った。
中略
新しい指標は制度的環境、社会基盤整備、マクロ経済、保健衛生・初等教育、技術革新など9分野にまたがり、合計90項目。(ジュネーブ共同)