大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなど

旧名:最適化問題に対する超高速&安定計算

SDPA Java 版 & グリッドチャレンジ2006 結果

SDPA の Java 版を某大学の修士課程の学生と助手さんを中心に作成してもらった。学生さんの修士論文用のプログラムだが、以前のブログにも書いたように単に C++ の SDPA のコードを Java に変えただけではなく、Java のスケール機能を用いて多倍長計算に対応している。結果等は彼の修士論文にまとめられているが、いずれ投稿用の論文にするそうなので、その時にでもまた紹介したい。ソースコードを提供していただいたので当面は実験や改造等をしてみたい。いずれ正式に SDPA Java 版として公開していきたいと思っている。
昨日紹介したグリッドチャレンジだが、各チームによって相当結果(つまり目的関数値)に差があることがわかった。1000 CPU での組合せ最適化問題に対する並列近似解法などは世界的にも例があまり無いだろうから、これも分析してみたら面白い結果が出そうだ。