東京科学大学は15日に記者会見を開き、社会課題の解決に向けた分野横断の研究体制を導入したと発表した。全研究者が参加し、医療系と理工系を融合させる「医工連携」などを進めるほか、新産業の創出を見据えて産学連携を強化する。
新しい研究体制「ビジョナリーイニシアティブ(VI)」は「GX(グリーントランスフォーメーション)」や「宇宙生活圏の開拓」など6つのテーマで立ち上げた。最終的に9つまで増やす計画で、2028年度までに全教員1800人がいずれかに参加する。
同大は政府が創設した10兆円規模の大学ファンドで支援する「国際卓越研究大」の2度目の公募に申請する方針。公募は5月中旬までで、研究体制を踏まえて申請内容のブラッシュアップを進める。
大竹尚登理事長は会見で「申請が認められれば、パートナーとなる世界の大学を増やすことができ、VIでの取り組みが世界に与えるインパクトも数段大きくなる」と意気込みを語った。