大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなど

旧名:最適化問題に対する超高速&安定計算

メタ戦略アルゴリズム その2


SDPA からも BLAS Level 1 の関数を呼び出していて、その Level 1 の関数の性能はメモリのバンド幅に律速されていることを確認している。メタ戦略アルゴリズムは CPU の計算能力に律速されるということは考えにくいが、意外とデータの局所参照性もあるようなのでメモリバンド幅に律速される現象もこれまで確認できていない。以下の結果は最大クリーク問題(最大安定集合問題)に対する Tabu Search アルゴリズムの結果になる。相変わらず性能的には Intel > AMD になるが、それ以外にもクロック周波数にも比例する傾向があるので、演算以外の CPU 内の処理(比較等)に律速されている可能性もある。この辺は詳細に調べるといろいろと傾向がわかって面白いだろう。

問題 A : keller6.clq.b
問題 B : MANN_a45.clq.b

マシン1
CPU : AMD Opteron 2435(2.6GHz / 6MB L3)x 2
Memory : 64GB
問題 A : 31.90s
問題 B : 633.81s

マシン2
CPU : Intel Xeon 5550 (2.66GHz / 8MB L3) x 2
Memory : 72GB
問題 A : 24.98s
問題 B : 443.54s

マシン3
CPU : AMD Opteron 2384 (2.7GHz / 6MB L3) x 2
Memory : 32GB
問題 A : 30.09s
問題 B : 589.86s

マシン4
CPU : Intel Xeon 5460 (3.16GHz / 6MB L2 x 2) x 2
Memory : 64GB
問題 A : 22.57s
問題 B : 389.88s