
SDPARA-C というどちらかというとマイナーなソフトウェアがある。ソフトウェア自体は論文を見てもらえばわかるように、かなり複雑になっている。この図のような疎(sparse)なグラフに対する最大カット問題の SDP 緩和問題を作ると、aggregate sparsity pattern も疎になるので、この SDP 緩和問題は SDPARA-C が得意な部類になる。
1: SDPA 7.2.0 + GotoBLAS 1.26 (4コア)
12.731s(17反復)
2: SDPARA 7.0.1 + GotoBLAS 1.26 (16CPU × 4コア)
13.600s(17反復)
3: SDPARA-C 1.0 + GotoBLAS 1.26 + ATLAS 3.8.2 (16CPU × 4コア)
4.019s(28反復)
となるので、反復回数は多いものの SDPARA-C がかなり高速であることがわかる。この種の問題に対しては SDPARA-C も比較対象になるのではないか。